続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

終盤論(復習)詰将棋万能論を駁す

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続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

炎上必至の終盤論(復習)

 

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 昨夜、録画した詰将棋番組を視聴していたら、家人が突然ボソッと「リナ」という名前を呟いた。

 私シュうぇッチマンは、別にリナちゃんと浮気した事実もなければ、そんな隠し子・教え子もいないのだが、まあ、不意を衝かれたのだろう、詰将棋を解く脳波が一瞬だけ乱れた。

 目を開けて、大盤の駒をよく見ると、角書き風に、

  リ ナ

   銀

と書いてあり、そこではじめてツッコむ。「『リナ』じゃないよ、『ナリ』だよ。」

 

いかに必至の勉強が大事であるか

 皆さんは、カレーの辛さはどのくらいがお好みだろうか? 私シュうぇッチマンは、CoCo壱番屋のカレーなら、ふつうの味でもゼンゼン大丈夫な人である。ただ、たまには冒険をしたくなることもないではない。

 はい、本日はその冒険をしたくなる日。前もって予告しておくと、本日は「激辛」。ブログにも唐辛子表示できる機能があると便利でいいのだが・・・・・・。

   

北都 地獄のカレー 220g

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18禁カレー (超痛辛)

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 旧ブログの、そもそもの執筆動機の1つは、大袈裟にいえば、「将棋のトレーニングは『詰将棋オンリー』という偏頗な俗説を論破するため。

 「将棋の上達法は、詰将棋か、それとも定跡か。」

 こういう、くだらない二者択一がまかり通っている間は、どれだけコンピュータが強くなったところで、将棋界もまだまだ前近代的と言わなければならないだろうと考えたのだ。

 私シュうぇッチマンは、将棋こそが世界一の知的格闘技だと信じてやまない。持ち駒が使えるし、駒が成れる点において(「リナ」じゃないよ、「ナリ」だよ!)、チェスよりも複雑だ。

 が、そう信じるがゆえに、一ファンとして、将棋界のある種、相撲界とも酷似する、運営・マネジメントの素人性閉鎖性(非社会性・反社会性)、そして、トレーニング・メソッドの不在という残念なトリプティーク(三幅対)を悲しげに見つめてきた。

 メソッドについては、もっと体系的な考え方、より精緻なメソッドを確立しなければ(最短距離とまでは言わないまでも)効率的かつバランス型の上達はおぼつかないのではないか。

 特に外国人や女性、広く一般への普及という観点から、困るのではないだろうかと思い、試行錯誤の末、旧ブログを書き上げたのであった。どのくらい成功しているのかは、未来の審判を待つよりないわけだが、予想以上に反響があった。

 

cixous5.hatenablog.com

 

 ともあれ、そういう次第だから、詰将棋の重要性を強調しつつも、指し将棋の終盤というものには、詰将棋には収めきれないさまざまな養分(魅力)が詰まっているということを力説してきた。

 実際、全国大会出場を、実力10%未満、運とまぐれと神様のいたずらの比率90%以上で決めてしまった不肖私シュうぇッチマンでさえ、詰将棋の百倍(ややオーバーかも)、必至(必死)問題を解いている。世のアマチュア棋士は、あまりにも、必至を解かな過ぎではないだろうか。というより、必至の重要さを知らなすぎ、知らせなさすぎ、ではないだろうか。

 私シュうぇッチマンの考えでは、詰将棋のハンドブックが旧約聖書、金子タカシ氏の2冊の必至本(特に『寄せの手筋200』が、ブログ言及件数だけ見ても、その凄さがうかがえるというものだ!)が新約聖書級の重要度を誇っているにもかかわらず、後者をやらない方が、あまりに、あまりにも、多すぎる。これも、私シュうぇッチマンに言わせれば、「詰将棋万能論」の弊害である。

 両者は百回繰り返すべきバイブル級の名著であり、両者をやらずして、やれ「強くならない」、やれ「スランプだ」、やれ「上達法を教えろ」と言う人は、どれだけGoogleで検索し、Yahoo知恵袋で質問しようが、「成長」という名の螺旋階段を昇る資格がない人だろう。誰かが声をあげる必要がある。親切な人が教えてあげる必要がある。「必至をやってみないかい?」と。

 

3手詰ハンドブック

3手詰ハンドブック

 

 

3手詰ハンドブック〈2〉

5手詰ハンドブック

5手詰ハンドブック〈2〉

7手詰ハンドブック

7手詰ハンドブック〈2〉

   

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

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マイコミ将棋文庫SP 将棋・ひと目の必死

 

 とはいうものの、いくら理詰めに説いたところで、納得できない向きもあるだろうし、級位者の方もいらっしゃるだろうから、ここでわかりやすい具体例を一つだけ挙げてみよう。私シュうぇッチマンの実戦に、こんな将棋があった。

 

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 便宜上、先後逆にしてあるが、手前が私シュうぇッチマンである。こちらの後手ノーマル三間飛車に対し、相手は天守閣美濃で来た。

 △6六桂▲4八金寄△9四角と進んだのが、現局面。居飛車側が好調に、そして一方的に攻めているようだが、必至問題を解き、詰めろに対する感覚を鋭くしている方なら、この攻め方が危険なことに瞬時に気づくだろう。事実、これでは私シュうぇッチマンの思う壺なのだ。

 というわけで、ここで放った必至厨・私シュうぇッチマンの必殺の一手をお考えいただきたい。

 10秒、20秒、1、2、3、…… 正解は、もちろん、

 

 

 

  ▲5五角

 

 

に決まっている。

 角をど真ん中(天王山)にドスンと打つのは、もっとも効率のよい打ち場所だ。

 有名な話だが、角という駒の特性は、隅に打てば最大8マスしか利きがないのに対し、天王山に打てば最大16マスの2倍の利きがある計算になるとしたもの。だから、ここ(天王山)に無条件で角を打たせるような組み立ては、そもそもセンスがない

 しかも、自玉への詰めろを考慮に入れず、一方的に攻めようとするところが、非常に稚拙詰将棋だけを解き、必至や双玉問題をないがしろにすると、こういうところにツケが来るという典型例といえるだろう。

 いや、本日はいつになく辛口批評だが、一体どうしたのか。

 自身に対しては、全国大会を意識し、自戒を込めた。反面教師にしなければ、と。また、読者に対しても、せめて、このブログの読者にだけは、必至や双玉問題を大事にしていただきたいとの願い、祈りを込めている。というわけで、スーパードライなコメントだが、お許しを乞う。

 さて、肝心のこの後の展開だが、滑稽千万なことに(相手にとっては絶望的なことに)、急転直下、であった。

 

  △5八桂成▲2二飛△1三玉▲2五桂△同歩▲2四銀までで、シュうぇッチマン三段の勝ち。

 

 ちなみに、こちらの持ち駒に桂馬がなかったとしても、桂馬を入手できる展開なので、この詰み筋が非常にキツイ。

 居飛車側は角を打つ前に、コビンを対策すべきだった。桂を打った後、一呼吸をおいて自陣を整備できる人は、四段以上。そんな攻守自在な人には勝てる気がしない。

 如上、私シュうぇッチマンの実戦の主に相手の側にも立ちながら、詰めろや必至がいかに大事かという正論をこれでもかと辛口に強調しておいて、以下、終盤論に入ることにしよう。(辛口苦手な人も、全国大会仕様なので、ご注意くださいね。こういう負け方をして、傷口に塩、否、唐辛子を塗り込まれたと感じた方は、今夜はご一緒に激辛カレーでも食べてみましょう。)

 

【まとめ】

詰将棋がマイルドカレーなら、必至は激辛カレー。じゃなかった。

 詰 将 棋 < 必 死

詰将棋より、必至のほうが百倍大事ナリ。

 

詰みか必至か? 196問

詰みか必至か? 196問

 

 

寄せが見える本 〈基礎編〉 (最強将棋レクチャーブックス (1))

寄せが見える本〈応用編〉

1手・3手必至問題 (将棋パワーアップシリーズ)

3手必至問題集 将棋パワーアップシリーズ

精選必至200問 (将棋パワーアップシリーズ)

将棋連盟文庫 内藤のカンタン必至

必至基本問題集

初段1手3手必至(将棋世界2016年3月号付録)

プロの必至・しばり(将棋世界12月号付録)

終盤が強くなる 1手・3手必至 (マイナビ将棋文庫)

詰めと必至ハンドブック