続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

駒落ち論(2)香落ちの居飛車

はてなブログ (略称:続ピリ将)

続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

駒落ち論(2)

 

f:id:Shouldgo:20161209174632j:plain

 

もっと香落ちを!

 冒頭から恐縮だが、私はプロや女流棋士、アマチュアの大会にも、もっと香落ちの手合いを増やしてほしいと、棋界に大胆な提言をしてみたい。

 その理由は、以下の論説がおのずから明らかにしてくれるだろう。

 

 

 既述のとおり、新ブログでは香落ちをおすすめしている。目標が四段、五段、全国大会なのだから。

 もちろん、それほど高い目標の方でなくても、香落ちは、おすすめの1つである。二枚落ちばかりでなく、たまには平手や香落ちのトレーニングも混ぜると、繊細さが磨かれるはずだ。二枚落ちや飛車落ち、角落ちを、定規の目盛りに喩えると、センチメートル単位だとすると、香落ちはミリメートル単位という違いがある。

 別の比喩を用いよう。私シュうぇッチマンは、初めて音楽において半音なるものに出会った時の感動が忘れられない。ピアノの黒鍵は、なんと摩訶不思議なる音を出すのか。ヴァイオリンの指をちょびっとだけ滑らせると、こんな玄妙なる変化が現れるのか、と。

 将棋の香落ちは、音楽における半音のようなもの。反対にいえば、香落ちのない将棋なんて、黒鍵のないピアノのようなものである。

 別の文脈も考えておこうか。端攻めを覚えるという意味では、香落ちか、飛香落ちか、四枚落ちということになる。こういう別の事情も一応あるだろう、と。

 さて、その香落ちだが、非常に有名な「常識」がある。

 それは上手は絶対に飛車を振るということ。左香がない問題をカバーするためには、振り飛車が最適だからだ。というより、今日は忘れられていることだが、そもそも振り飛車は、香落ち用の戦法という意味合いも濃かった時代もあるのである。だから、香落ちの手合いは、振り飛車党が強いと相場が決まっている。久保先生や鈴木先生が香落ちに強かったというのも、さもありなんという感じ。

 平手なら、角に取られないように左香を浮かなければならない。ところが、香落ちならその一手を節約できるというわけだ。

 ちなみに、一般的な道場では、平香交が1階級差、香落ちは2階級差というところが多い。つまり、初段と参段が対戦するときは、香落ちという手合いが組まれる。

 しかし、香落ちでは勝てるけれども、角落ちでは勝てないというときは、どうしたらよいのかという疑問がないでもない。香落ちと角落ちでは、ハンデに差がありすぎる。

 ところが、わがシュうぇッチマン・新システムにおける香落ちは、そうした常識を軽々と破った。どういうことか。「香落ち上手が居飛車だった場合」を漏れなく付け加えているのだ。こうすることによって、目盛りが細かくなり、ハードルがより小さく設定できるのである。

 コンピュータと対戦するとき、自身が下手の場合は、コンピュータの設定を「居飛車」にしておく。自身が上手の場合は、絶対に飛車を振らないという制約を自らに課す。

 こうすれば、香落ちのハンデが大きくなる。それでも勝てなければ自身が弱いということだし、自身が上手のときに居飛車でも勝てるようなら自信を持ってよい。

 以上の結果、昨日、紹介した平香交じりのメニューは、次のようにヴァージョン・アップされる。

 

【強い人のパターン】

平手(振り駒)で対戦する。勝つ。

平手(後手番)で対戦する。勝つ。

香落とし(振り飛車)で対戦する。勝つ。

香落とし(居飛車)で対戦する。勝つ。

上の段に平手(振り駒)で挑戦する。(または、角落ち上手。)

 

【弱い人のパターン】

平手(振り駒)で対戦する。負ける。

平手(先手番)で対戦する。負ける。

香落ち(上手は振り飛車)で対戦する。負ける。

香落ち(上手は居飛車)で対戦する。負ける。

下の段に平手(振り駒)で挑戦する。(または、角落ち下手。)

 

 この練習メニューのメリットは、ハンデの差を細かく設定できるということだけではない。居飛車振り飛車を両方、練習できるというメリットも計り知れないものがあるだろう。三間飛車四間飛車中飛車、向かい飛車、大野流三間飛車、一間飛車、相振り飛車、右玉のすべてを試すことができる。

 さらに付け加えれば、居飛車版は定跡がないので、自らの独創性を鍛えることにもつながる。私シュうぇッチマンは、これを究極のトレーニングメニューと考えている。(もし星飛雄馬が弟子入りしてきたら、香落ちを死ぬほどやらせることであろう。)

 なお、香落ちの定跡を勉強したり、私シュうぇッチマンの一推し・天野宗歩の香落ちの棋譜を勉強したりすることも、同時並行で進めていくことは、いうまでもない。(昨日も紹介した大山升田戦も、超・オススメ! マニアックだが、入手できるなら、木村名人と大野八段[振り飛車名人]の平香戦も推奨したい。)

 また、平手の振り飛車の定跡の勉強をし、それを応用する意識も必要だ。香落ちは駒落ちであって、駒落ちでないという不思議な手合いなのだから。

 香落ちの得を生かせないアマチュアは案外、多い。そうした残念なアマチュアを脱することが、高段者への道の第一歩と言えるだろう。

 

棋聖 天野宗歩手合集

棋聖 天野宗歩手合集

 

  

大山VS升田全局集

大山VS升田全局集

 

 

広告

先日次の一手で出題した棋譜を旧ブログにアップしました。

お時間があるときにでも、ご覧いただければ幸いです。

 

シュうぇッチマン迷局集V - ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

cixous5.hatenablog.com