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続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

メンタル論(5) à la carte

はてなブログ (略称:続ピリ将)

続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

メンタル論(5) アラカルト

 

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全国大会で考えた、あれこれを、つれづれなるままにメモしておく。

 

前半と後半

 序盤・中盤・終盤。

 全国大会では、この3区分に強烈に違和感を覚えた。前半と後半の方が、はるかに実感に即していて、わかりやすい。

 前半で勝勢になってしまい、負けるというのが今回のお約束のパターンだった。いつもは逆転型だから/逆転型なのに、逆転する側の気持ちがきちんと読めていなかった。

 前半で勝ち、後半でも勝つ。左辺(右辺)でも勝ち、右辺(左辺)でも勝つ。攻めでも勝ち、玉頭戦でも勝つ。こういう発想が必要だと痛感させられた。

 つまり、勝負の単位は1つではなく、2つ。言い換えれば、乳房やらくだの瘤のようなイメージで、mの字を意識したいと思った。1つの山を乗り越えるだけで満足してはいけない。1つの山が終わりかけたときには、次の山へ意識が行っているようでなければ、勝てないのだ。本当の勝負は2つ目の山、すなわち後半なのだから。

 今回の負けは、技術的な問題もなくはないが、基本的には精神力で負けたと思っている。

 

逆転と再逆転

 逆転しか武器がないと、こういうことになる。したがって、これからは「逆転されない」と「再逆転」にフォーカスした特訓を行っていく。

 今回、直前に用意した棋譜は、振り飛車・相振り飛車入玉の3種。しかし、これからは完勝・逆転・再逆転の3種も用意しようと思う。

 素材だけでなく、メンタルトレーニングも入念に行う。「相手は死にものぐるいで向かってくる」「相手はもうすぐ油断する」という相手の心理を動物的な嗅覚でもっと鋭敏に察知できるようになりたい。

 

セキュリティ

 玉の堅さ・玉の広さをもっと感じたい。端攻め、端受けの感度も高めたい。相手の飛角を完封することをもっと徹底的に意識したい。

   

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駒の価値再考

 飛車15点 角行13点 金将9点 銀将8点 桂馬6点 香車5点 歩兵1点

 

 これが谷川先生による駒の価値の点数化であり、少年時代からずっとこれで形勢判断を行ってきた。

 しかし、今回の全国大会を機に、この点数を思い切って変えようと決断した。

 

 飛車17点 角行13点 金将11点 銀将8点(下略)

 

 飛と金に2点ずつ加点して、価値を高めている。

 角好きゆえに形勢判断を誤ることがある。また、詰将棋のやりすぎで、終盤に駒損する癖があり、それが実戦でマイナスになることも多いからだ。

 終盤でも金の価値はきわめて高い。相手に渡せば詰まされる。自分で持っていれば詰ませられる。受けにも使える。簡単に渡してはいけない。

 

水を漏らすな

 今回の敗因は、喩えていうと、「手に掬った水をこぼさずに運べるか」という問題と非常に近かった。

 今までは、適当に運んでいた。多少、こぼれてもいいや、と。

 しかし、これからは、一滴たりともこぼさない慎重さを心がける。完璧に勝ちきることにこだわらないと、全国では通用しない。

 

シンプルに考える

 驚くほどに深く考えられるようになった。

 しかし、それが災いして、時間がなくなるわ、杞憂に終わるわ。深く読めることも大事だが、もっとシンプルに指せるようにしたい。

 もともと早指しだったのに、最近は切れ負けで切れて負けることが増えた。それだけ考えられるようになったということ。しかし、それだけ考えられるようになった上で、再び早指しに挑戦しなければならない。瞬間で見極める眼力を鍛えなければ、どうしようもない。

 

トンネルの長さ

 三段を抜けるトンネルは異常に長いと思った。

 どこまで走り続ければ、このトンネルを抜けることができるのか。まぶしい四段の世界に突き抜けるのか。

 初段や二段に比べて、格段にレベルが高く、層が厚いのが三段から四段の世界。

 しかし、ここを抜けるには、ひたすら努力し続けるしかないし、精神力を鍛えるしかない。このことを確信した。

 幸い、まだまだ勉強していないことがたくさんありすぎる。それなのに、これだけ指せるのだから、実は天才だったんじゃないのか、と思う。

 勉強することがなくなったら、どうなるんだろう?

 まだまだ、当分の間、そんな心配する必要はなさそうだ。幸せ。

 

成長にフォーカス

 「勝つこと」にフォーカスするのが当然だが、負けた場合は「成長」にフォーカスを変える。

 このような柔らかさは、私シュうぇッチマンにとっては特別でもなんでもないことだが、しかし若い人を見ていると、これができない人が案外いるようだ。

 勝つことだけを想定していることは勝負師にとって、欠かせない。必勝の気構え。しかし、それは勝負に臨む前の心境であって、あるいは勝負の最中の気合いであるのだけれども、勝負が終わった後に引きずるのは、よろしくない。

 負けて大事なことは、負けを認めることであり、自身の弱さを直視すること。そして、しっかり反省して、敗戦の経験を「次」につなげることであることは疑いの余地がない。

 負けて発狂したり、そこで将棋をやめてしまったりしてはいけないだろう。私シュうぇッチマンはかつて、そういう愚を犯してしまったが、年齢相応と言おうか、弱さにフォーカスするのではなく、成長にフォーカスすることができるようになった。

 柳に雪折れなし。ポキッと折れないこと。雪が重くのしかかればかかるほど、筋トレになる。そして、春を迎えることができる。来年の春が楽しみである。