続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

感想戦(2) ウェルカムバックでリプロダクト

はてなブログ (略称:続ピリ将)

続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

感想戦(2

 

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感想戦の分類 

 昨日は感想戦をしない理由、より正確には、感想戦ができない理由を述べておいた。

 一般に「感想戦が上達の近道」などという言説が出回っているものの、その内実をきちんと検討したものが案外すくなかったので、その内実を検討し、批判してみた次第である。

 だが、むろん「感想戦なんてやっていられるか、ばーか」というような無責任な放言で終えるブログではない。

 一口に感想戦といっても、いろいろある。

 というわけで、サクッと分類しておくと、まず対話型と独白型に分かれるだろう。

 対話型には、対局者2人で行うものと、観戦者も交えて3人以上で行うものがある。独白型には、いわゆる検討、つまり一人で研究するパターンと、一見、相手もいて対話しているようだが、実はただ自分の棋譜に酔いたいだけ、というような厄介なナルシスト型も含まれる。

 先日、取材とばかりに感想戦をやってみたところ、感想戦でもコテンパンにやっつけつづけて、可哀想だからと一回ゆるめてあげる。「で、本気の変化はですね」と思ったら、相手に逃げられた。いじめられたと勘違いしたのかもしれない。これも対話型ではなく、独白型だ。

 

感想戦

・対話型

 -2人でやる二人称型(私とあなた)

 -3人以上でやる三人称型(私、あなた、そして彼または彼女)

・独白型

  -いわゆる検討型(私だけで研究)

 -いわゆるカラオケ型(相手置き去り型)

 

 私シュうぇッチマンがおすすめする感想戦は、独白型なら、いわゆる「検討」である。チャットなんて、不要。次に備えて、黙々と、ひとりで研究。これがあるべき姿。対話型なら、観戦者も交えた3人以上の型がおすすめ。第三者委員会の意見があると、客観性がキープできる。

 前者は今回、後者は次回に詳述しよう。

 なお判断に迷うのが、雑談型。将棋の話は置いておいて、というのが、この型である。コミュニケーション中心なら、それも否定できないが、強くなることが目的なら、いかがなものか。

 

 

リプロダクトとしての感想戦

  話は飛ぶ。翻訳業の世界では、「リプロダクト」というテクニックがあるらしい。簡単にいうと、意訳、あるいは翻案の一種かもしれない。直訳しても意味が通じないから、新たに作り直す。

 たとえば、「連休明け疲れ」という日本語を英語にすると、どうなるか。

 試みに、知人の米国人チャーリーに聞いたら、やや、困ったなというような間があってから、「ウェルカムバック」という答えが返ってきた。直訳すると、「おかえりなさい」という意味である。ネイティヴは、よく「ウェルカムバック」を多用するが、まさか、「連休疲れ」が「ウェルカムバック」とは!

 そもそも「連休明け疲れ」なる概念が、向こうにはない。だから、「脳がまだ休暇中なんだ」のように、ユーモアを交えて作り替えるしかないのだが、ユーモアを交えたとたん、それは「疲れ」というネガティヴな気持ちをどこかへ拉し去ってしまっている。

 さて、本格的な感想戦をしない私シュうぇッチマンだが、この「リプロダクト」を心がけている。

 まず「自身が強くならなければ、感想戦はできない」という第1の定理に対しては、自身の地力・実力強化に励む。そして、半年後に、古い自戦を持ち出してきて、検討する。自戦記を書く。そして、「当時は弱かったね」と笑う。なお、このときは、ソフトを使用してもよいことにしているが、ソフトを使ったことはほとんどない。

 「客観的に見られない」という第2の定理に対しても、このやり方が有効。飯塚先生の著書に、ソフト使用は、過去の自戦に利用すると書いてあることを応用しているわけだ。

 

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 「本気になれない」という第3の定理に対しては、どうか。終盤ならば、詰将棋の問題に、それこそ「リプロダクト」してしまう。対局者としてではなく、詰将棋作家として本気を出す。序盤ならば、次の試合に備えて作戦を練るのに利用する。つまり、研究者として、本気を出すわけだ。

 私シュうぇッチマンと違い、中盤を「次の一手」にリプロダクトするsal0112さんのやり方も、なるほどと思った。しかも、それをブログの読者の方々とつつくというのが、コミュニカティヴで、非常によい。

 ついでにいうと、私シュうぇッチマンを破った相手へのダメだしも、半年越しに行う。これこそ本気になって、血眼で相手の穴を探す。目の前に相手がいるときは本気になれない私シュうぇッチマンだが、半年後なら遠慮なく、それができる。私シュうぇッチマンは、このやり方をひそかに「忠臣蔵」と名づけている。

 そして、とっておきの秘策。これは私シュうぇッチマンのレッスン重視の性格を利用しているが、教材として使うという手もある。

 そういえば、全国大会出場の副産物で、この春、多くの将棋の弟子が入ってきた。これからは、ピリギゃルの弟弟子たちの教材として使うという方法がさらに磨かれていくのではないだろうか。

 

【本日のまとめ】

棋譜は寝かせて、ウェルカムバックだぜ。