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続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

感想戦(5) 最も古い記憶を引き出そう

はてなブログ (略称:続ピリ将)

続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

感想戦(5

 

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遠い空をながめながら、太古の記憶を引き出す

 目下、ピリギゃルに教えてもらった「幼年時代の記憶を思い出す」に、はまっている。

 たしかに、幼年時代にかぎらず、大昔のことを思い出すと、脳が活性化される気がするから不思議だ。例の温泉での出来事以来、あれこれとこの手法を活用し始めにかかった。

 たとえば、感想戦という話題でも、この手法は有効だろう。最近、将棋を始めたという人は、今の記憶を将来に残していただくとしても、昔から将棋をしていた人は、今までで一番古く記憶に残っている盤面をよみがえらせてみよう。

 ちなみに、私シュうぇッチマンが鮮明に覚えているのは、こちら。

 

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 なんと、詰んでいる! もう、悔しくて、悔しくて。読み筋も、覚えている。△3一同金▲同竜△6二玉▲4二金、と。でも、悔しいだけでなく、不思議でたまらなかった。ときは小学校5年生、対戦相手は野球のピッチャーだった伊東君。

 もっとも古い記憶は、小学校2年生のとき、将棋の手ほどきをされたときの桂馬の動かし方。「パッカリン」というオノマトペ(擬音語)とともに、ぼんやりとしてはいるけれども、たしかに記憶している。

 

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 師匠との初対局は、相横歩取りの激しい戦いに。▲7三歩が中1の私シュうぇッチマンの指した新手。ただし、歩を損するので、今の目から見ると無理筋だが、当時はまだ定跡も整備されておらず、脳みそを雑巾を絞るみたいにして考え抜いた手だったので、よく覚えている。最後は21手詰めを逃して、師匠からセンスをほめられつつも、詰将棋を解くことを奨められた。強烈な体験である。

 その他にも、王手飛車で負けた局面は、やはりどれも鮮明に記憶に焼き付いているようだ。どれも記憶であって、記録にはとっていないのだが、それでも覚えているということに驚きを禁じ得ない。不思議と勝局は印象が薄く、敗局は強烈に覚えている。

 こういう将棋を一堂に呼び寄せてみたことは、かなり新鮮な体験だった。感想戦とは、思うに、こういうことをいうのではなかろうか。

 ブリーフセラピーの開発者である心理療法士のインスー・キム・バーグは、「良い人生とは他人の人生を良くしようとすることだ」と述べている。過去を振り返ることで、自身がどういうふうに将棋と出会い、どのように将棋と出会わせてくれる人と出会ったか、どのように導かれ、盤上ではどのように戦い、勝ったり負けたりしてきたのか、盤外ではどのように喜び、どのように怒り、どのように哀しみ、どのように楽しんできたか、それを周りはどのように見守り、支えてくれたのか。

 こういったことを振り返ることこそが、きれいごとと言われるかもしれないが、究極の感想戦ではないだろうか。「感謝」という二文字が実感とともに鮮やかに浮かび上がる。

 認知対処というのだが、今ここにいる自分自身を、より長く、より広い空間の中に位置づけられるだけでも、きっと意味があるはずだ。