続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

上達するための箴言集・格言集(0005)おまえのものは

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続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

上達するための箴言集・格言集(0005)

 

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0005 おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの

 

 『ドラえもん』が、大好きだ。

 そういう理由で、2度もテレビに出演したほどの『ドラえもん』マニアである。

 好きな理由はいくつかある。

 その1つは、実に多くの名言がさりげなく散りばめられているから。

 藤子・F・不二雄は、非常に博識だし、名文家でもあった。

 彼の書斎と蔵書は、藤子・F・不二雄ミュージアムに保存・展示されている。

 これをみれば、彼の作品世界が、膨大な読書に支えられていたことが一目のうちに了解されよう。

 私シュうぇッチマンが、将棋との関連で好きなのが、「おまえのものはおれのもの」である。

 一見すると、ひどい言葉のように思われるかもしれない。

 たしかに、のび太のマンガを取り上げるときの口実として使われており、告発に価する。

 しかし、アニメ版で紹介された小学校一年生のときのエピソードが背景にあるのだとしたら。

 子どもの世界を、大人が安易に、一方的に裁いてはいけないということに気づくだろう。

 小学校一年生のとき、のび太のランドセルがトラックに載せられて拉し去られそうになる。

 そのとき、ジャイアンが必死にトラックにジャンプしてのび太のランドセルを取り返す。

 そして、「おまえのものはおれのもの」という名ゼリフが生まれた――

 他人の哀しみも自身の哀しみとして受けとめる男気あるジャイアン

 これがジャイアンという人間の本質だ。

 なぜ、あれだけ横暴なジャイアンと気弱なのび太は、いつも仲間として一緒に遊んでいるのか。

 そういうエピソードがあると想定しなければ、のび太にとって、ただの拷問、針のむしろだろう。

 ジャイアンは、独裁者的でもありながら、共産主義的でもある。

 言い換えれば、利己にも、利他にも、双方に開かれている、ということだ。

 少なくとも、ただの悪者というレッテル貼りだけでは、解けない人物として提出されている。

 ジャイアニズムは、ひょっとしたら、一筋縄では解けない、一つの思想であるのかもしれない。

 そういった意味では、『ドラえもん』は、やはり冷戦時代の産物と言わなければならないだろう。

 あの『ドラえもん』の独特な人間関係のあり方、つまり他者を排除しないギリギリの人間関係。

 あれこそが『ドラえもん』が好きな、もう一つの理由である。

 SFが好きだった藤子・F・不二雄は、すでにAIの登場、AIとの共生も見据えていた。

 子ども向きのマンガ・アニメだと思わずに見れば、まだ学ぶべきことは多い。

 さて、将棋との関連でいえば、持ち駒論に飛躍する。

 私シュうぇッチマンが強くなるきっかけの1つに、持ち駒の把握の仕方があった。

 将棋はチェスと違って、相手の駒を取って、それを再利用できるという特殊なルールがある。

 これが複雑さを生み、AIであっても手こずることになる障壁となったことは周知のとおり。

 私たち人間が将棋を強くなる上でも、この持ち駒に対する感覚は、やはり鍵になる。

 私シュうぇッチマンの場合、まず脳内将棋盤の駒台を鮮明にするよう努力した。

 具体的には、

 1.布盤を使って、大盤のときのように、持ち駒置き場をサイドにし、縦に並べる。

 2.それぞれの駒の置き場所を明確に定めておいて、適当に置かないようにした。

 3.それを脳内将棋盤と合致させる。

というプロセスをとった。

 さらに、相手の持ち駒も、将来の自身の持ち駒だと認識するようにしてから、棋力が伸びたと思う。

 たとえば、相手の持ち駒が「金と桂」だとする。

 であれば、将来、自身の駒台に乗る可能性があるのは、「金」であって、「銀」ではない。

 将来、「金」を入手したときに有利になる展開は、どのような展開だろうか?

 こんなシミュレーションができるようになったのである。

 「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」

 この言葉は、哲学的にいえば、「交換」という概念の本質を衝いている名言だと言い切れる。

 剛田武くん、ありがとう。

 ちなみに、将棋の駒の「価値」というものは、相対的である。

 歩(のび太)が強くなるときもあれば、竜王ジャイアン)が弱くなるときもある。

 これも『ドラえもん』で解けるのかもしれない。

 ちなみに、「おまえのものはおれのもの」の出典は、シェイクスピアの「尺には尺を」。

 「おれのものはあんたのもの、あんたのものはおれのもの」

 これは現在もイギリスではことわざとして流布しているし、辞書にも載っている。

 また、これをアレンジしたのは、藤子・F・不二雄ではなく、風刺作家のJ・スウィフトだ。

 あの『ガリバー旅行記』の著者と言えば、得心がいくだろう。

 『ドラえもん』にも、ガリバーのモチーフはあちこちに散りばめられている。

 ほら、秘密道具にも「ガリバートンネル」というのがあっただろう。

 トンネルをくぐると、小人になるという秘密道具! 

 藤子・F・不二雄は、漫画家というより、れっきとした文学者なのだと再評価すべきだろう。

 そろそろ作者自身の四次元ポケットの中身に、関心を移しては、いかがだろうか?

 

藤子・F・不二雄の発想術 (小学館新書)

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【本日の英会話】

 

● What's mine is yours,what's yours is mine.(William Shakespeare

● What's mine is yours,what's yours is my own.(Jonathan Swift)