続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

上達するための箴言集・格言集(0022)未来のことを

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続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

上達するための箴言集・格言集(0022

 

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0022 未来のことを考えすぎない。

 

 飛行機のパイロットの方に、お話をうかがったことがあります。

 「着陸時の心境を教えて下さい。」

 「慣れているので恐くはありませんが、でも、やっぱり人の命を預かっているので恐くもあります。」

 どっちやねん!

 思わず、突っ込みたくなりますが、言わんとしていることは、よく理解できます。

 慣れすぎてもいけないし、慣れていないのもいけない。

 そういうギリギリのところで仕事をしているということでしょう。

 心の平衡というものを語って、余すところがありません。

 最もストレスのかかる3大職業というものがあるらしく、1つはパイロット、1つは外科医、1つは教師なんだそう。

 いずれも未来に対する責任の強い仕事という特徴があります。

 明るい未来/絶望的な未来。

 双方にアンビヴァレントに関わりうるというギャンブラー的な性質があると言い換えてもよいでしょう。

 外科医は、患者さんの命が助かれば、涙を流して感謝されるでしょう。が、患者さんが亡くなれば、ものすごい剣幕で怒鳴られ、非難される。

 教師も、子どもがすくすくと育てば、やはり感謝されるでしょうが、子どもが自殺でもしようものなら、これまでの努力は水泡に帰する。

 ひょっとすると、棋士も、同じかもしれません。もちろん、棋士は人命を預かるわけではありませんが、勝つのと負けるのとでは落差が大きいという意味では、同じ。

 将棋は、逆転のゲーム。

 最後に、大どんでん返しが、簡単に起こり得ます。

 それが好きな人は、将棋にはまります。

 逆に、それが嫌いな人は、将棋から離れていきます。

 ただ、将棋から離れていく人は、「いいときは焦らない」という大事な教訓を学ばないまま、人生を過ごすことになるのかもしれません。

 そう考えると、少しもったいない気もします。

 将棋に限らず、いいときは、すぐに片づけようとして、つい焦ってしまいます。

 せっかちになってしまいます。

 時間やお金がなくて焦ってしまう。

 これは、仕方がないことかもしれません。

 能力以上のものを求められる。

 これもまた、焦って当然でしょう。

 しかし、いいときに焦るのは、外部的な要因ではなく、内部的な要因です。

 単に心のコントロールができていないことを意味します。

 それ以外に要因がないから、言い訳できず、つらいのです。

 要するに、自滅。

 いいときは、地に足がつかず、ふわふわしてしまう。

 いいときは、調子に乗ってしまう。

 いいときは、当たり前のことができなくなってしまう。

 いいときは、読みの裏付けがないままに、フラフラと普段指さない手を指してしまう。

 要するに、平常心を失ってしまっているのですね。

 9連勝した。

 次は10連勝の大台だ。

 こういうふうに意識すると、とたんに金縛りに遭ったように、手が伸びなくなります。

 9連勝した。

 それが、どうした?

 1勝ずつの詰み重ねじゃないか。

 また、新たに1つ勝つ。

 そういう気持ちにならなければ、焦ってしまいます。

 以前に「焦っちゃダメだよ」の項を、すでに書きました。

 今回は、よりクリアに、いつ焦っちゃダメなのかをはっきりさせようと思います。

 いいときに焦っちゃダメなのです。

 むしろ悪いときに焦らないのは、問題。

 「いいときは焦らない。」の後には、「悪いときはあきらめない。」と続きます。

 これはセットで、谷川浩司九段の言葉です。

 いいときは前に進みすぎるし、悪いときは後退りしすぎる。

 しかし、どんな状況だろうが、時間はつねに一定に流れています。

 急ぎすぎたら前に飛ばされてしまうし、遅れすぎたら後ろに放り捨てられてしまいます。

 喩えていえば、馬車に乗っているようなもの。

 どんなに調子がいいからといっても、新幹線並みに飛ばせば、事故を起こします。

 どんなに調子が悪いからといっても、停車したら、先へは進めません。

 結局、よいも悪いも、価値判断でしかないということ。

 「よい」でも「ふつう」でも「悪い」でも、常に一定のリズムのようなものを心のうちに保っておかないと、痛い目に遭うのではないでしょうか。

 ちなみに、谷川先生の言葉には、まだ続きがあります。「最後は自分が勝つようにできていると思って、臨めばいい。」

 衝撃。第一人者の強靱なメンタルの核を見る思いがします。

 「最後」がどこを指すのか、それはともかくとして、今はどうであれ、あるいはその一局の勝ち負けがどうであれ、最終的には自身が勝つようにできているのだと思い込んでいれば、メンタル崩壊を起こすことはないというわけです。

 「飽きさせない」・「焦らせない」・「諦めさせない」

 この三幅対は、決して手放してはならないコーチングの基本。

 成長途上の人を飽きさせてはいけません。さりとて、焦らせてもいけません。諦めさせてもいけません。この3つの間で、巧みに手綱をコントロールします。

 ・未来が見えない=飽きる

 ・未来を見過ぎる=焦る

 ・未来を不安視する=諦める

 いずれにも共通するのは、現場=現在を手放してしまっていること。

 人間の脳は「過去」から類推して「未来」を計算するのは得意ですが、その中間に位置する肝心要の「現在」を扱うことに大きな欠陥のあるコンピュータのようなものだと思ってください。

 そこで、未来は自分が勝つようにできているから、焦らず、諦めず、今ここから目を背けないで、と自己暗示をかけることが有効になるのです。

 今がよければよいという考え方を私シュうぇッチマンは好みませんが、だからといって、はっきりしない未来のことをあれこれ考えすぎて、今が悪くなることを推奨するつもりもありません。

 未来のことを考えすぎずに、今、目の前にある課題に、取り組みましょう。