続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

上達するための箴言集・格言集(0026)清算しようか、

はてなブログ (略称:続ピリ将)

続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

上達するための箴言集・格言集(0026)

 

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0026 清算しようか、清算すまいか。それが問題だ。

 

 先ほど、テレビで「昼顔」のCMをしていました。

 

昼顔 Another End (扶桑社文庫)

昼顔 Another End (扶桑社文庫)

 

 

 こういう禁断の愛ドラマって、鉄板ですね。

 おそらく、主婦層は非日常への憧れが強いからだと思います。

 主婦層に限らず、いまここから脱出したいと考えるサラリーマンも多いでしょう。

 きれい、さっぱり。

 リセットして、リスタートを切りたい。

 これは裏返していえば、社会的な鎖に縛られた囚人感が根っこにあるのかもしれません。

 

 

 さて、どうしてこういう書き出しにしたかというと、旧ブログで「清算」をテーマにしたピリギゃルの講座があったので、便乗して、こちらでも「清算」をテーマにしてみようと考えたからです。

 よくある漢字の間違いに、「精算」があります。

 「精算」の「精」は、「くわしい」の意。

 だから「精算」は、くわしく計算すること。

 よって、駅で乗り越し料金の計算をするのは「精算」です。

 「清算」の「清」は、「きよい」と訓読みし、「きれいにする」の意。

 したがって、「清算」とは、貸し借りをリセットすること。

 日常では「借金を清算する」のように、使います。

 あるいは、金銭の貸借関係に限らず、「不倫を清算する」「過去を清算する」のように広く人間関係に用いることもなくはありません。

 このことから、人間関係というものが、いかにすっきりしないものであるか、複雑な貸借関係の上に成り立っているかということを逆説的に示しています。

 夫婦が別れたり、友達と絶交したり、コンビを解消したり、会社を転職したり、部活を辞めたり、家出したり、無人島へ出かけたり。

 人間関係をリセットしたいという欲望は、近代人にとっては、ほとんど普遍的といってもよいくらいの感情なのかもしれません。

 もっというと、金銭関係と人間関係は、案外、同じことなのではないでしょうか。

 

 

 ずいぶん奇妙な方向へ話が広がりましたが、ここで議論したいのは、もちろん、将棋における清算です。

 将棋における清算とは、すべての駒を総交換してしまうこと。

 駒の損得はあまり起きないのが通例ですが、盤上の駒を一掃して、すべてを駒台に載せてしまうと、不思議なことに、形勢のよしあしがはっきりと現れます。

 一見すると、複雑そうに見える盤面も、清算してしまえば、白黒が明確だということは少なくありません。

 要するに、清算とは、単純化

 単純化して勝ちなら、形勢よし。

 単純化して負けなら、形勢あし。

 このように、頭の中で清算してみると、形勢判断ができます。

 大切なことは、清算したほうがよいのか、しないほうがよいのか、正しく判断するということです。

 先に触れておきましたが、普段からさまざまなしがらみを面倒だ、煩わしいと思っていると、大切な勝負所で、「清算」スイッチを押してしまいがち。

 けれども、それは負けを早めることになりかねません。

 複雑な状況に堪え忍ぶ。

 これは将棋においても、人生においても、大事な覚悟です。

 「不利な時は、戦線拡大。」

 これは将棋に限らず、非常に応用の利く箴言だと思います。

 将棋を知らない読者の方も、ぜひ知っておいていただきたい名言の1つです。

 将棋を指す方には、米長永世棋聖棋譜を並べ、泥沼流を身につけておくことをおすすめします。

 おすすめは、逆転本の駒落ち将棋。

 終盤力を逆転力に生かしているのが米長将棋の魅力です。

 反対に、有利なときは、シンプリファイ。

 泥沼化と単純化が上手なのは、なんといっても羽生三冠。

 特に若い時の羽生さんは、泥沼化が巧みです。

 渡辺二冠も、シンプリファイがうまい。

 このように清算するかしないかを使い分けられるようになるとよいと思います。

 

 「カップヌードル」で有名な日清食品創業者の安藤百福は、言いました。

 「夢のない事業は、清算しなさい」と。

 

 「未来とシナリオなき事業はすべて清算しなさい。企業は夢がなくてはならない。夢が現実のものになるとき、飛躍的に成長する。企業という言葉は創造と同義である。新しいものを世の中に提供していく力がなければ企業である必要はない。」

 

 この言葉の意味するところを、私シュうぇッチマンは、こう解釈します。

 将来に見込みがない場合は、行き止まりが見えているのだから、無駄な時間やお金や精神を費やすのではなく、清算して、別の道へ行きなさい、と。

 たとえば、勉強する気もなく、将来への展望もないのに、学校へ通っても仕方がありません。

 そういう場合は、潔く退学して、働けばいい。

 あるいは、どんどん赤字が膨らんでいき、挽回する見込みもなければ、誰からも喜ばれたり感謝されたりしないのであれば、店を畳む勇気を持つ。

 ひとまず、こういう状況を言っているのだと思います。

 ただ、これは将棋で言うところの「清算」とは齟齬を来します。

 将棋でいえば、「焦土化」・「手抜き」・「投了」でしょうから。

 その一帯は諦めて別の一帯に有利を求めようとする「焦土化」戦術。

 右辺(左辺)は捨てて、玉頭戦に活路を見出す、等々。

 これ以上守っても見込みがないので、ノーガードの攻め合いに行く「手抜き」。

 100%逆転の可能性がないと分かれば、もう一丁と頭を下げる「投了」。 

 一般的な言葉の意味と、将棋用語とでは、このように食い違うことも多いので、注意が必要です。

 

 

 ともあれ、清算する/しないの選択は、非常に難しい決断なので、間違えないようにしたいものです。

 将棋だけでなく、普段から意識しておくことが大事ではないでしょうか。