続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

上達するための箴言集・格言集(0041)壁に

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続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

上達するための箴言集・格言集(0041)

 

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0041 壁にぶつからない。

 

 マラソンに、30kmの壁なるものがあります。

 30kmくらいで、バテてしまい、完走できない。

 あるいは、急に速度が落ちてしまい、これまでの走りが無駄になってしまう。

 そういう壁に、多くのランナーはぶつかります。

 しかし、30kmの壁を破るには、発想の転換が必要。

 長距離の練習をしすぎると、かえってダメージを大きくして、故障の原因になるからです。

 大切なことは、本番に近い練習をしないということ。

 負荷を落とすほうが、かえって本番によい走りができるという逆説。

 宇宙へ行くのに、実際に宇宙へ行くという訓練法が取れないのと同じという比喩には、非常に説得力があります。

 将棋も、実戦のために実戦で鍛えるという人がいますが、実戦しかしなくて強くなれる人はいません。

 ここに、大事な気づきがあるでしょう。

 本番と練習は違うのです。

 たとえば、終盤力を鍛えようと数百手の詰め将棋を解くよりも、簡単な詰め将棋をたくさん解いた方が役に立つはず。

 ふだんは7手や9手の詰め将棋ばかり解いていて、本番では何十手の詰みを詰ますということは決して不可能ではないと思います。

 マラソンの30kmの壁克服法は、将棋の勉強にも参考になるので、一度、研究してみてはいかがでしょうか?

 ちなみに、私シュうぇッチマンは60kmマラソンを完走したことがあります。

 もちろん、軽い練習はしましたが、60kmを走るのは、ぶっつけ本番でした。

 そんなものではないでしょうか?

www.nikkei.com

 

 話柄は少し飛びますが、小説家・安部公房の代表作に『壁』という作品があります。 

 この本には、石川淳の序文がついています。

 残念なことに、今、手もとにないので、正確に引用することができませんが、壁に絵を描けばいいというようなニュアンスのことを書いていたのが、強く印象に残っています。

 壁。

 乗り越えたり、ぶち壊したりするものでしょうが、お絵かきするという方法もあるのかと、その思考の柔らかさに感嘆しました。

 壁への対処法は、いろいろあるのだな、と。

 よく、比喩的に、「壁にぶつかる」というようなことを言います。

 けれども、ぶつかるだけが能ではありません。

 その壁は、ほんとうに乗り越えられないのか?

 その壁は、ほんとうにぶち壊せないのか?

 その壁には、ほんとうに絵を描くことができないのか?

 こういったことを、頭を柔らかくして、つまりは発想の転換をして、壁に対処する必要があります。

 ただ、壁から逃げてばかりいても、その壁が何度もあなたの行く手に立ちはだかるということはあるでしょう。

 実は、どこかに抜け穴があるかもしれません。

 「蟻の一穴」。

 すなわち、「千丈の堤も蟻の一穴から崩壊す」という、ことわざもあります。

 もう一回、叩いてみたら、案外、もろくも崩壊するかもしれないですよ。

 ともあれ、恐れすぎて、簡単にあきらめてしまってはもったいないです。

 

 

 そういえば、将棋用語に「壁」というものがあります。 

 自身の駒が邪魔をして、逃げ道を防いでいることを言い、悪形の代表格。

 また、「壁を解消する」という言い方もあります。

 自身の駒が邪魔をしているわけですから、その駒は自分の意思で動かすことができるので、その駒を動かし、「壁を解消する」わけです。

 昨夜、急速に強くなった教え子(二段、このブログの読者)と対戦しました。

 戦型は横歩取りになり、私シュうぇッチマンは中盤早々に誤算があって、一手ばったりで苦しくなり、しかも壁形で、劣勢に追い込まれてしまいました。

 残念なことに、この壁を解消することはできそうにありません。

 動かせないのです。

 最悪の形といえましょう。

 ところが、相手も陣形を壁形にし、相手は動かせるにもかかわらず、ずっと壁形のまま攻めてきてくれたので、最終的には超難解な終盤となりましたが、指運にも恵まれ、逆転勝ちを収めることができました。

 人生でも、人間関係でも、将棋でも、壁をつくってはいけないし、壁は解消しなければいけないということをつくづく考えさせられた一夜でした。