続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

初級者を教える(11) 傷口に塩

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続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

初級者を教える(11)

 

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初級者を教える(11) 傷口に塩

 

 最初だから、あえて教えておきたいのです。

 勝負の非情さを。

 

 勝負の世界は、非日常の世界。

 日常と非日常を峻別することを覚えておきましょう。

 

 日常に、非日常である勝負の世界を持ち込んではいけません。

 日常の世界では、日常の世界のルールというものがあります。

 

 私シュうぇッチマンが、時としてプロ棋士に厳しいのは、こういうところ。

 将棋が強いからといって、社会人として優れているということにはなりません。

 土俵が違えば、お相撲さんも、ただの人。

 ちょんまげしていようが、いまいが、知ったことではない。

 同様に、棋士も盤外ではひとりの人間です。

 九段だろうが、名人だろうが、だから何?

 プロ野球選手だろうが、芸能人だろうが、資産家だろうが、それだけで女性にモテるのは二歩を打つようなもの。

 女性の前では、ひとりの男性として勝負してほしい。

 

 さて、しかし、逆もまた真なり。

 盤上に、日常の優しさを持ち込んでも、いけません。

 勝負の鬼、に、ならなければ。

 

 以前、時間をしっかり使うようにと言いました。

 今日は、傷口に塩を擦り込む殺法を伝授します。

 相手が苦しいところで時間を使え、と。

 具体的に言うと、相手の大駒をただで取れるときや、頭金を打てば詰みという局面。

 

 注射は、一瞬だけ痛い。

 だから、耐えられる。

 想像してみてください。

 もし、あの注射が、スローモーションで行われたとしたら。

 「少しだけチクッとしますよ。チクッ。」

 「すぅ、こぉ、しぃ、だぁ、けぇ。チぃ、クぅ、ッぅ、とぉ、しぃ、まぁ、すぅ、よぉ~。ぶぅ~、すぅ~、ッぅ~。」

 

 エロさ、グロさは、しばしば焦らしによってもたらされます。

 

 つまり、極力、相手の嫌がる時間の使い方をする。

 角をタダ取りできるとき、すぐに取ってはいけません。

 死のカウントダウンを数えてから、取ります。

 「泣くがよい、喚くがよい、命乞いをするがよい。」と言いながら、13秒は、数えてほしい。

 (13秒という時間は、相手を一番不快にさせる待ち時間です。)

 

 ただ、これは性格が悪いというだけの話ではありません。

 また、相手の精神を摩耗させるだけの話でもありません。

 角を取った後のことを冷静に考える時間でもあるのです。

 相手は逆上し、死にものぐるいで向かってくるはず。

 だから、こちらは角を取った後の展開も、きちんと冷静に考えておきましょう。

 

 お手洗いタイム。

 中原名人は、勝ちが見えたら、冷静になるために、お手洗いに立つ。

 これは有名な話。

 自身の心を整えるためですが、実は相手の気持ちを二重にやっつける盤外戦術だと私シュうぇッチマンは推測します。

 大山名人も、こういう盤外戦術が得意でした。

 相手に苦手意識を植えつけるわけです。

 中原名人がすばらしいのは、盤外戦術であると言わず、自らが冷静になるためと言い張るところ。

 性格の悪さをそう思わせないところは、非情に、否、非常に大事なところ。

 バファリン正露丸のように、劇薬なのに、半分はやさしさ、糖衣でくるんでおく。

 

 ちなみに、私シュうぇッチマンは最後の一手詰めのところでも、13秒カウントします。

 完全読み切りの場合、猛烈な勢いで最後の一手詰めのところまで行き、最後の一手の前で立ち止まる。

 インターネットだと、実に半分くらいの方が、カッと頭に血が上り、脳の血管同様、プチッと切断してきます。

 実際の対局時は、「すみません、心を整えていました。」とフォローを入れて、感想戦に入り、盤外でいい人アピールをしながら、紳士的に振る舞えば、それほど問題は起きません。

 

 鬼、悪魔、極悪非道。

 そう、おっしゃるかもしれませんね。

 しかし、これが勝負の世界。

 

 中国では、日本人の正義の味方が優しすぎると言われていることを思い出しましょう。

 クレン ジズン、すなわち、酷冷至尊。

 こういう名前の、中国の冷却装置があります。

 「冷酷」ではなく、「酷冷」

 日本語に訳したら、超クール、超イケてる、の意。

 「至尊」は、最高、超ヤバイ。

 

 あなたがたは、今はまだ弱いかもしれません。

 けれども、この時点で、すでに、このくらいの冷却装置を備えておきませんか。